看護師として小児科で働くのはどんなメリットがあるのだろう。

他の診療科よりも圧倒的に子供ばかりで、注意しても通じにくいことや泣きわめく子の対応が大変だったり、重症化した子供の看護をしたりといった苦労がある。
しかし子供たちに頼りにしてもらえたり、注射を頑張った子供をほめてあげたりと、反応の大きい子供相手の仕事ならではのやりがいがあるだろう。
他の科に比べて子供用のスペースが必要なため、絵本や玩具をそろえて、小児科の温かい雰囲気作りができる。

熱が出ていても見た目には元気な子が多いので、病院といっても明るい空気なことが多いのは小児科のメリットの一つである。予防注射の受診も多いので、笑顔の子供を送り出せることが多いのも魅力的である。

また看護師の仕事として、医師の処置の手助けだけでなく、検温や注射、子供の怖がる気持ちをなだめることなど、看護師の活躍の場が大きいこともメリットとして挙げられる。

それに小児科はかかりつけになることがほとんどなので、長く勤務すれば通院してくる子供の成長していく様子が見られる。大人の患者では感じることのできない、小児科ならではの特権であろう。
看護師の仕事を通じて、地域の子供を育てる役割を担っていることを実感できることほど嬉しいことはない。少子高齢化社会でどの地域でも少なくなっている子供たちの健康と笑顔に携われる小児科の看護師という仕事は、社会においても価値の高い仕事と言えるだろう。