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元気な患者と触れ合える

小児科で働くというと、「大変だ」と感じる人も少なくないだろう。しかし、小児科で働く看護師にはメリットも多いということを知っておく必要がある。

例えば外来だけを扱う小児科であれば、残業はあまり心配しなくてもいいという点だ。夜勤などがないため、働く時間をきっちりと決めることができるというメリットがある。
あえて残業が発生するとすれば、インフルエンザや風邪が流行する時期であろう。ただこれも毎年のことなので、冬の時期だけは家族のサポートをお願いするなど、あらかじめ対策を打つことは可能だ。

子供が好きだから小児科で働くという人も多いだろうが、それ以外にも小児科ならではの特徴がある。
新生児から15歳といった年齢で区切られている小児科だが、予防接種などを受けに来る患者も多いだろう。そういった患者は健康な状態で来院するため、病気とは違う元気な様子を見ることができるというメリットが生まれる。
普段病気でぐったりしている患者に元気な姿で再び会えるということは、やはり看護する側としても嬉しいものだ。
また、予防接種によっては複数回受ける必要があるものもあり、子供の成長を感じることができることも嬉しい点と言えるだろう。

子供の容態というのは急変しやすく、診察時には常に緊張感を持って行動することが求められる。しかし、そういった現場で働く看護師はスキルも向上し、のちの自分にとって有益になることも多い。

また、保護者とのかかわり合いも深い小児科では、患者対応だけでなく保護者への接し方も身に付けることができる貴重な現場だ。